断熱性能

HEAT20のG2レベルは一年を通して室温13℃を下回らない性能です。
断熱性の高い住まいは、冷暖房にかかるエネルギーが少なくても快適な住環境を実現します。

冬は暖かく夏は涼しく、住空間の温度差をなくし一定に保つことが
人間と猫が快適に過ごせる空間です。

猫にとっての適切な室温は20℃～26℃、湿度は40%〜60％程度です。
人間が快適に過ごせる室温であれば猫にとっても快適な室温となります。

猫が寒いときに見られるサインとして、
水を飲まなくなる、丸くなる、運動量が減るなどがあります。

特に水を飲まなくなるのは病気を引き起こす原因にもなるので注意が必要です。

また、猫は肉球と鼻にしか汗をかかないので、
人間のように汗をかいて体温調節をすることがでず、湿度が60%を超えるような高湿度と
なると、蒸散作用がうまくできなくなります。

日本の夏は高温多湿のため、猫が熱中症になる危険が高まります。

そのため暑さや湿度にも十分注意する必要があります。

猫の健康管理の為にも1年中エアコンの稼働は欠かせませんが、
燃料費が高騰し環境問題が騒がれている現在において現実的ではありません。

住宅の断熱性能を上げることにより省エネ効果を高め、冷暖房費の削減にもつながります。

また家全体の温度差も少なくなるため、人も猫も家中どこにいても快適に過ごすことができます。

日本のエネルギー自給率は先進国の中でも低く、ＯＥＣＤ（経済協力開発機構）加盟の35ヶ国の中で2019年における日本のエネルギー自給率は35位でした。
海外にエネルギーを依存しているため、世界情勢などによって私たちの生活は左右され、エネルギー資源に乏しい日本では、輸入する燃料価格が電気料金に大きく影響します。もし何らかの理由でエネルギー資源を輸入できなくなってしまえば、今の当たり前の生活ができなくなってしまいます。
私たちにできるのはエネルギーを極力使わない暮らしです。そのためにも住宅の断熱性能はとても重要です。

出典：IEA「World Energy Balances 2020」の2019年推計値、日本のみ資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の2019年度確報値。
　　※表内の順位はOECD36カ国中の順位